「グレア」と「ノングレア」って?それぞれのメリットデメリットを解説

「グレア」と「ノングレア」って?それぞれのメリットデメリットを解説

portable monitor

液晶ディスプレイを購入しようと思った時どんなところをチェックしますか?

解像度やサイズ、本体のデザイン、価格などいろいろな比較要素があるかと思います。

その中でも実は、液晶ディスプレイのパネルには

「グレア」と「ノングレア」という2種類があるのをご存知でしたでしょうか?

今回は2つの液晶パネルの特徴と

それぞれのメリットデメリットについて紹介したいと思います。


〇グレア(光沢)パネル とは?

その名の通り光沢のあるグレアパネルは、

画面表面がツヤツヤしていて光が反射しています。

鮮やかな色やコントラストの表現が抜群で、

動画視聴時は際立って美しく見ることができます。

特に黒色の表現に深みがあるのも特徴です。

・メリット

グレア(光沢)パネルのメリットは、

上述のとおり画面の表面がツルツルでキレイに加工されているため、

画面の光沢によって発色がよいところです。

そのため、撮影した景色の色彩を見たままの色合いで表現することができ、

綺麗な画質を楽しむことができます。

特に黒色などの濃いめの色が綺麗に表現しやすいところが、

大きなメリットかもしれません。

また、表面がツルツルのガラスのように処理されているため、

見た目もキレイで美しい印象があります。

このような点から景色や人物の色彩をそのまま確認したいという方や、

映画やYouTubeなどの動画、アニメなどを楽しみたいという方にとっては、

グレアパネルの方が適していると言えます。

・デメリット

グレアパネルのデメリットとして一番に挙げられるのが、目が疲れやすい点です。

画面表面に光沢があるため光反射が常に起きているグレアパネルの画面は、

長時間見ていると目にダメージや負担を与えてしまうため、

作業時間が長くなるとそれだけ疲れやすくなってしまいます。

そのため短時間の作業ならば問題はありませんが、

長時間画面を見る必要がある場合にはあまり向いていないかもしれません。

また、表面がツルツルとしているため外光の映り込みが大きいという点もあります。

自分の姿や背景が画面にはっきりと映り、蛍光灯などの光もそれなりに強く反射します。画面が真っ暗になったり、画面に暗い箇所があると、映り込みはより強くなります。

表面がツルツルしているという点で、パネルに指紋やキズがつきやすいので、

拭き掃除の手間が発生するといったことも起こる可能性が高いです。

〇ノングレア(非光沢)パネル とは?

ノングレア(非光沢)パネルとは反射や映り込みを抑えて

目に優しく加工処理を施した液晶ディスプレイのことです。

グレア(光沢)タイプとは違い、表面はすりガラスの様な見た目をしています。

・メリット

ノングレアパネルを使用する際のメリットとしては、

目が疲れにくいという点が挙げられます。

表面を微細な凹凸で加工されており、それによって反射光が拡散し、

映り込みが抑えられています。

そのため、光沢のないノングレアパネルの場合は

光の反射を抑えてくれるという特徴があるので、目への負担やダメージが軽減されます。

このため長時間の作業になっても疲れにくいですし、

光の反射を抑えてくれるので自分の顔や光の反射による

映り込みを抑えてくれるというメリットもあります。

仕事や学業など文字入力中心で使用したり、

長時間の作業が必要な場面ではノングレアが適していると言えます。

・デメリット

ノングレアパネルのデメリットとしては画面が白っぽく見えるという点が挙げられます。

そもそもノングレアパネルはグレアパネルと比較すると

色彩などのコントラストがどうしても地味になりやすく、

画面に光沢がないので場合によっては画面がぼやけてしまうということもあります。

またノングレア液晶は光の反射を抑えてくれる効果とは別に、

内部からの光も乱反射してしまうという特徴を持っています。

そのため画面が白っぽく見えてしまう傾向があり、

実際の映像との色彩の違いを感じることも多い可能性があります。

いかがでしたか?

今回は「グレア」と「ノングレア」の特徴と

それぞれのメリットデメリットについて解説いたしました。

ぜひ今後の検討する際の参考にしてみてください

ブログに戻る