透明ディスプレイとは、背景が透けて見えることで、
空間を遮断せずに周囲の環境に溶け込み、実物に重ねて映像を表示できるというものです。
〇透明ディスプレイとは
通常の液晶パネルからバックライトユニットを取外し、
液晶パネルの偏光フィルムを特殊なフィルムに変更することにより、
自発光のためバックライトがいらない仕組みになっています。
しかも、色鮮やかな高画質を再現できます。
透明ディスプレイは、網戸と同様に、格子状に抜けた部分を通じて背景の景色が見える仕組みになっており、
RGBの色のついたセルと透明画素を交互に配置することで、オフ時には透明部分を通して背景が見えるという仕組みです。
ディスプレイ部の厚みは、1cm未満と超薄型で、1枚のガラス板のように周囲の空間に溶け込むことが特徴です。
〇使用用途は
背景を透過させるといった特性を活用し、
交通機関や美術館などの案内表示や観光案内、対面販売やチケットセンターなどの接客ブースのパーテーション部分に採用されたり、
Santek 10.1インチ デジタルサイネージ ショーケース SDB1010A のように、展示用ショーケースの前面に採用されたりしています。
透明ディスプレイを採用すると、実際の商品・人物と動画でのコラボレーションが行え、
従来より近未来的でインパクトのある訴求が可能となります。
将来的には家の窓ガラス部分に採用される未来も遠くはないかもしれません。
いかがでしたか?
本日は透明ディスプレイの仕組みについて解説いたしました。
ぜひ今後の検討する際の参考にしてみてください。