EZ SignをiPhoneのショートカットに登録する|かざすだけで帰宅連絡・ナビ・就寝準備を実行する

EZ SignをiPhoneのショートカットに登録する|かざすだけで帰宅連絡・ナビ・就寝準備を実行する

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家を出るときに家族へ「行ってきます」と送る。車に乗ったら自宅までのナビを立ち上げる。寝る前にアラームをかけ、集中モードをオンにし、明るさを下げる。どれも数十秒で終わる操作ですが、毎日くり返すと手間になります。iPhoneの「ショートカット」アプリには、NFCタグにかざすだけでこうした操作をまとめて実行する機能があります。この記事では、その設定方法を順番に説明し、最後にEZ Signを使う場合の利点と向かないケースを書きます。

かざすだけで操作が実行される仕組み

NFCタグは、電池を持たない小さなICチップです。スマートフォンを近づけると、スマートフォン側から電力が供給されて情報をやりとりします。交通系ICカードや社員証と同じ技術です。

iPhoneの「ショートカット」アプリには、このNFCタグの読み取りをきっかけに決まった操作を実行する「オートメーション」という機能があります。タグ側に特別な仕込みは不要です。iPhone側が「このタグを読み取ったら、この操作を実行する」という対応表を持ち、タグ1枚ずつを個別に識別します。

この「1枚ずつ識別する」点が重要です。登録したタグにだけiPhoneが反応し、別のタグにかざしても何も起きません。また、対応表はiPhoneの中にあるため、登録していない別のiPhoneをかざしても動きません。同じタグを家族それぞれのiPhoneに登録して、人ごとに違う動作をさせることもできます。玄関の1台を、親のiPhoneでは「帰宅を連絡」、子どものiPhoneでは「自宅までのナビ」にする、といった具合です。

対応しているiPhoneを先に確認してください

ショートカットのオートメーション機能はiOS 13以降で利用できます。ただし、かざすだけで自動的に実行されるバックグラウンド読み取りに対応しているのは、iPhone XS以降の機種です。iPhone 7・8・Xでも読み取り自体はできますが、コントロールセンターの「NFCタグリーダー」を開いてから読み取る操作が必要になり、「かざすだけ」にはなりません。お使いの機種とiOSのバージョンを先に確認してください。

自動化して効果が出るのは「決まった手順」

何でも自動化すればよいわけではありません。効果が出るのは、毎回まったく同じ手順で、複数の操作が続くものです。1操作だけならホーム画面をタップしたほうが速く済みます。

向く操作 理由
就寝前の一連の設定 アラーム・集中モード・音量・明るさと、4つ以上の操作が毎回同じ順で続きます
決まった相手への定型連絡 アプリを開き、相手を選び、文章を打つという3段階が1回で終わります
決まった行き先のナビ起動 地図アプリを開いて住所を選ぶ手間がなくなります
作業開始時のモード切り替え 集中モード・タイマー・音楽をまとめて開始できます

逆に、送る文面が毎回変わる連絡、行き先が都度違うナビ、判断をともなう操作は自動化に向きません。先に「毎回同じ手順」を書き出してから、タグの置き場所を決めてください。置き場所が決まっていないまま設定すると、使わないオートメーションが残ります。

iPhoneでの設定手順

ここからは実際の設定です。市販のNFCタグでもEZ Signでも、手順は同じです。

用意するもの

  • NFCタグ:市販のシール型・カード型、またはEZ Sign NFC(サイズは問いません)
  • iPhone:iPhone XS以降、iOS 13以降
  • ショートカットアプリ:iPhoneに標準で入っています

手順1:タグをショートカットに登録する

  1. 「ショートカット」アプリを開く
  2. 「オートメーション」を開き、右上の「+」を押す
  3. 一覧から「NFC」を選ぶ 「NFCタグをタップしたとき」を選択します。
  4. 「スキャン」を押し、タグにiPhoneをかざす 読み取れたら、そのタグに名前を付けます。「玄関」「ベッド」のように置き場所で付けると、あとで見分けられます。
  5. 実行したいアクションを設定する
オートメーションの新規作成画面。「NFC」を選んでタグをスキャンします。

ここまででタグとショートカットの紐付けは終わりです。あとは「何をさせるか」を決めます。

手順2:家族にメッセージを自動送信する

例として、かざすと特定の相手にLINEでメッセージが送られる設定を作ります。

  1. アクションの検索欄で「LINE」を検索し、アイコンをタップする
  2. 「その他」の中から「メッセージを○○に送信」を選ぶ
  3. 「メッセージ」に送りたい文言を入力する 例:今から帰ります
  4. 右上のチェックマークをタップして登録する
LINEのアクションを選び、送信先と文面を設定した状態。

送りたい相手が候補に出てこないとき

候補に表示されるのは、直近でやりとりのある相手です。送りたい相手が出てこない場合は、その相手にスタンプなどを一度送ってから設定し直してください。候補に表示されるようになります。

手順3:実際にかざして試す

登録が終わったら、タグにiPhoneをかざしてください。設定したアクションが動けば完了です。

はじめは「実行しますか?」という確認が表示される場合があります。毎回の確認を省きたいときは、オートメーションの設定から「実行の前に尋ねる」をオフにしてください。

ほかの設定例

  • ベッドサイド:アラームをセットし、睡眠用の集中モードをオンにし、音量と画面の明るさを下げる
  • 車内:自宅までのナビを立ち上げる。行き先ごとにタグを分ける使い方もできます。操作は必ず停車中に行ってください。
  • デスク:集中モードをオンにし、25分のタイマーを開始し、作業用のプレイリストを再生する
  • 玄関:家族へ出発を連絡し、天気予報を表示する
置き場所ごとに用途を分けた運用例。

タグが増えると起きる困りごと

ここまでは市販のNFCタグで実現できます。実際に運用を始めると、多くの場合つまずくのは設定ではなくタグが増えたあとです。

  1. どれが何のタグか分からなくなる シール型のタグは見た目が同じです。玄関・ベッド・デスクと3枚を超えたあたりから、家族が「これは何をするタグなのか」を判断できなくなります。
  2. 貼ると剥がせない シール型は貼り直しで粘着力が落ちます。置き場所を試しながら決めたい段階では扱いにくくなります。
  3. 来客から見える場所に置きにくい 玄関やリビングは人の目に入ります。無地のシールが貼ってあると、何のためのものか説明が必要になります。
  4. 役割を変えたときに表示が追いつかない 手書きのラベルを貼る方法はありますが、設定を変えるたびに書き直すことになります。

1〜2枚の運用なら、これらは問題になりません。市販のタグで始めて、置き場所と用途が固まってから見直す進め方で十分です。

EZ Signを使う場合と、向かないケース

ここからが選択肢の1つです。EZ SignはNFCで表示を書き換えられる電子ペーパーのサインで、本体にNFCタグが入っています。ショートカットへの登録方法は、市販のタグとまったく同じです。

違いは表示面があることです。「今から帰る」「おやすみ」「仕事開始」と書いておけば、どのEZ Signが何をするタグなのかが見て分かります。前の章に挙げた4つの困りごとのうち、1番・3番・4番はここで解消します。

表示を用途に合わせて書き換えた状態。

表示の書き換えは別の操作です

表示の書き換えはEZ Sign専用アプリから行います。ショートカットの設定とは別の操作です。書き込みは1枚ずつ行い、まとめて一度に書き換わるわけではありません。書き換えたあとは電池なしで表示が残ります。書き換えにかかる時間の実測値は電子ペーパー名札の4つの疑問に掲載しています。

向かないケース

  • 自動化だけが目的:表示機能のない市販のNFCタグのほうが安価です。かざして動けばよく、見分けがつかなくても困らないなら、市販タグで足ります
  • 置き場所が1〜2か所:どれが何のタグか迷いません。表示の利点が使われません
  • 壁に貼り付けて動かさない:薄型のシールのほうが収まります
  • 表示を一度も変えない:書き換えられる利点が使われません。印刷したラベルを貼るほうが安く済みます

Androidをお使いの場合

Androidは機種やメーカーによって方法が異なります。Galaxyの「モードとルーチン」のように、標準機能でNFCタグをきっかけにした自動化を設定できる機種があります。標準機能にない場合は、NFCの自動化に対応したアプリを利用する方法があります。お使いの機種の設定をご確認ください。

設定前チェックリスト

設定を始める前に決めること

  • お使いのiPhoneがiPhone XS以降か確認したか
  • iOSのバージョンが13以降か確認したか
  • 自動化したい「毎回同じ手順」を書き出したか
  • タグの置き場所を決めたか
  • 家族それぞれのiPhoneに登録するか決めたか
  • 連携先のアプリにログイン済みか確認したか
  • タグに分かりやすい名前を付けたか(置き場所で付ける)

うまくいかないとき

  • 読み取れない:スマートフォンのケースや金属面の上ではNFC通信が不安定になります。ケースを外し、本体の中央に密着させてください
  • 反応しない:登録したiPhone以外では動作しません。別のタグにかざしても反応しません
  • アクションが途中で止まる:連携先のアプリが起動していない、またはログインしていない場合に起こります
読み取り位置の目安。本体の中央にiPhoneを密着させます。

ご注意

連携できるアプリと実行できる動作は、お使いのiPhoneやアプリの状況によって異なります。LINEをはじめとする外部アプリの画面は、アプリやiOSのバージョンによって変わります。この記事の手順は執筆時点のものです。

「何のタグか」が見て分かるNFCタグ

EZ Signは、スマートフォンをかざして表示を書き換えられる電子ペーパーのサインです。電池も配線も不要で、iPhoneのショートカットには市販のNFCタグと同じ手順で登録できます。2.13インチは1個¥1,880(税込)から。価格は2026年9月時点のもので、変更される場合があります。

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卓上に置くならスタンド12個セット、首から下げるならランヤード6個セットをあわせてご用意ください。6個セットは本体のみの構成で、アクセサリーは同梱されていません。
必要台数の考え方はEZ Signは何台から6個セットが得かにまとめています。

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